シーン内の特定のオブジェクトにカメラをフォーカスさせる方法を紹介します。
焦点を合わせたオブジェクト以外にぼけ効果を追加することが出来ます。
使用しているBlenderのバージョンは、3.5.1でインターフェースを日本語で操作しています。
フォーカスさせるためのカメラの設定
今回は、特定のオブジェクトにカメラをフォーカスさせたいので、オブジェクト2つ、背景、カメラを追加しこのような形でカメラから投影しました。
![オブジェクト、背景、カメラの配置](https://little-movie.com/wp-content/uploads/2023/12/cf1.jpg)
カメラのフォーカスの設定をするには、オブジェクトデータプロパティにあるカメラから被写界深度にチェックを入れます。
![](https://little-movie.com/wp-content/uploads/2023/12/cf2.jpg)
被写界深度にチェックを入れると、焦点オブジェクトを選択出来るようになるのでフォーカスを当てたいオブジェクトを選択します。
今回は、赤色のモンキーに焦点を当てたいと思います。
![焦点を赤のモンキーに設定](https://little-movie.com/wp-content/uploads/2023/12/cf3.jpg)
焦点を赤色のモンキーに設定したら、絞りにあるF値の数値を下げることで被写界深度が浅くなり、ぼけ効果を得ることが出来ます。
F値を0.1にした場合、下記画像のようになります。
![F値を0.1に設定](https://little-movie.com/wp-content/uploads/2023/12/cf4.jpg)
焦点を青色のモンキーに設定しF値を0.1にすると赤色のモンキーがぼけます。
![赤色のモンキーがぼける](https://little-movie.com/wp-content/uploads/2023/12/cf5.jpg)
このように被写界深度にチェックを入れ特定のオブジェクトを設定しF値を下げることで選択したオブジェクトオブジェクトにピントを合わせぼけ効果を追加することが出来ます。