ジオメトリノードを使ってXYZ軸の指定した軸だけをランダムで回転させる方法を紹介します。
今回使用しているBlenderのバージョンは、3.5.1でインターフェースを日本語で操作しています。
ジオメトリノード使って立方体を面にポイント配置
今回は、面にポイント配置を使って平面上に立方体をたくさん表示させます。
3Dビュー上で平面を作成しスケールを10mくらいに設定します。
平面を作成したらスケールを1にしたいので「Ctrl+A」を押してスケールを適用してください。
平面を選択した状態でジオメトリノードエディターへ移行し新規を選択します。
ジオメトリノードエディター上で追加から「面にポイント配置」を追加します。
「面にポイント配置」を「グループ入力とグループ出力」の間に繋げると面にポイントがランダムで追加されます。
このポイントを立方体に変えたいので、「ポイントにインスタンス作成」と「立方体」を追加します。
追加した「ポイントにインスタンス作成」と「面にポイント配置」を繋げ「立方体」を「ポイントにインスタンス作成」に繋げます。
この状態で確認するとポイントが立方体に変わりました。
しかし、この状態だと立方体の密度が高すぎるので「面にポイント配置」にある密度の数値を下げ立方体が1つ1つ分かるくらいに設定します。
これでポイントに立方体を配置することが出来ました。
立方体をランダム値を使ってZ軸方向に回転
現時点で立方体は全て同じ方向を向いており、「ポイントにインスタンス作成」にある回転を使っても全ての立方体が同じ方向に回転してしまいます。
また、ランダムで立方体を回転させたい場合、「ランダム値」で回転させることは可能ですが、XYZ軸全てがランダムに回転してしまいます。
指定した軸だけを回転させてい場合、「ランダム値」と「回転」の間に「XYZ合成」を追加することで指定した軸のみランダムで回転させることが可能です。
これで、立方体がZ軸にランダムで回転します。
おまけ
今回は、立方体の回転を指定した軸だけランダムに回転させましたが「ランダム値」と「XYZ合成」を「スケール」に繋げるとZ軸だけのスケールをランダムに変えることができます。
ここでの注意点は、今回は立方体からZ軸の高さだけをランダムに変えたいので、「XYZ合成」のXとYの値を1にし、「ランダム値」の最小の値を1にし、最大の値を5などにすることで最大5mの高さの立方体が出力されます。